【Steam】ファミリー6人でライブラリを合体するやり方|1本分で得する正規共有

1本で6人分。Steamファミリー

Steamの買い切りゲームを、同じ屋根の下で遊ぶ家族が何度も買い直しているなら、先に見るべきなのはセールではなくSteamファミリーです。これは旧ファミリーシェア(Family Sharing)の後継で、世帯の近い家族最大6人までライブラリを合体し、購入者の所有権はそのままに、家族側のライブラリへゲームを出せる正規機能です。

公式の位置づけははっきりしています。Steamファミリーの公式ユーザーガイド(日本語)英語版FAQは、対象を「household of up to 6 close family members(世帯の近い家族最大6人)」と書いています。血縁証明書は求めませんが、見知らぬ人と組んで1本を6分割する使い方は公式の意図に反します。Valveは利用を監視し、この意図に沿うよう要件を変える可能性があるとも明記しています。

この記事では、世帯・実際に近い家族での正規利用に限定して、作り方、同時プレイの見方、地域制限、VACの注意、管理者権限、外し方と戻し方までを整理します。他人への貸し出しや、チート検知を避ける話は扱いません。起動時に画面へ出た表示が、そのときの正です。

目次

この記事で分かること

  • Steamファミリーとは何か … 旧ファミリーシェアの後継で、世帯最大6人のライブラリ合体
  • 公式の意図 … 近い家族の世帯向けであり、他人との分割購入想定ではないこと
  • 旧シェアとの差 … 別ゲームの同時プレイ案内、役割、クールダウン
  • やり方 … ファミリー作成、招待、大人/子どもの選び方
  • 同時プレイの見方 … 同じタイトル、除外タイトル、起動時表示が正であること
  • 地域制限とVAC … 共有できない条件と、誰を入れるかの注意
  • 失敗と復旧 … 入れない、誤って出た、スロット待ち、外し方と戻し方

「Steam ファミリー 6人」「ファミリーシェア やり方」で来る方が本当に知りたいのは、1本分の買い切りを世帯で活かす正規手順と、あとから詰まる条件のはずです。ここから先はその順番で書きます。

背景:旧ファミリーシェアからSteamファミリーへ

長く使われてきたSteam Family Sharingは、端末やライブラリ単位で「この人に貸す」形に近い共有でした。同時に1本しか遊べない、借り側の体験が分かりにくい、家族のゲーム管理とペアレンタルコントロールが別機能、といった摩擦がありました。Steamファミリーは、そのファミリーシェアとファミリービューをまとめた後継です。

公式案内では、ファミリーメンバーが所有するゲームへアクセスでき、新しいファミリーライブラリがゲーム一覧に出るとされています。所有権は購入者のまま残り、あとから買った分も自分のコレクションへ入ります。セーブ、実績、ワークショップは遊ぶ人のアカウント側に残る、という建付けです。

つまり得の中心は「アカウントを貸す」ことではありません。同じ世帯の買い切り資産を、各自のSteamアカウントのまま共用することです。パスワードを渡す必要はありません。公式も、パスワードを誰にも渡さないよう繰り返しています。

旧シェアをすでに使っていた場合、公式は「Steamファミリーを設定してほしい。設定すると、以前共有していたアカウントへの招待が自動で提案される」と案内しています。旧設定を消して闇雲に組み直すより、公式の提案を見てから世帯メンバーを選ぶ方が安全です。

公式の意図は世帯の近い家族・最大6人

英語版FAQの「Who can be in a Steam Family?」は、家族の形は多様だと前置きしたうえで、Steamファミリーは世帯の近い家族最大6人向けだと書いています。続けて、利用を監視し、この意図に沿うよう参加要件を今後変える可能性がある、とも書いています。

ここが記事全体の境界線です。同居の配偶者、子ども、親、実際に同じ家で遊んでいる兄弟姉妹、という使い方が正面の想定です。「血縁がなくても同居の家族ならよいのか」は、公式が戸籍を見ているわけではない、という意味ではその通りです。ただし見知らぬ人とオンラインで組むこと、1本の代金を6人で割ること、他人へのレンタルの受け皿にすることは、公式の意図から外れます。この記事は推奨しません。

トラブルシュートにも、同じ世帯だとアカウント活動から確認できないと参加できない、という趣旨の項目があります。クールダウン中、スロットが空いていない、のほかに、世帯として見えないことが参加拒否の理由になり得ます。世帯確認をすり抜ける手順は書きません。通らないなら、公式の意図どおり世帯の近い家族だけで組む、が先です。

人数の上限は6人です。7人目を足したい、友人をローテーションしたい、という発想は、後述するスロットの1年クールダウンと相性が悪いです。最初から「今この家で遊ぶ人」だけを入れる前提で設計してください。

旧ファミリーシェアとの違い

後継だから中身が同じ、ではありません。世帯で使う前に、旧機能との差だけ押さえておくと失敗が減ります。

項目 旧ファミリーシェア Steamファミリー
公式の対象 ライブラリ共有の仕組みとして長く提供 世帯の近い家族最大6人向けと明記
人数の扱い 端末・共有先の考え方に依存しやすかった 1ファミリー最大6人。スロットにも待ちがある
同時プレイ 借りている側が待たされる印象が強かった 別ゲームなら同時に遊べると案内されることが多い。同じタイトルは別
管理画面 共有と家族向け制限が分かれがちだった ファミリー管理に招待・役割・制限がまとまる
役割 借り手/貸し手の感覚が強かった 大人と子ども。大人だけが招待や制限を扱える
抜けたあと 端末共有の解除が中心になりやすかった 大人はいつでも出られる。新しいファミリーへは原則1年待ち
所有権 購入者のライブラリを貸す形 所有権は購入者のまま。ファミリー側の一覧に出る

旧シェアで「誰かのライブラリを借りている」感覚が残っていると、新しい画面で迷います。Steamファミリーでは、条件を満たす共有タイトルが自分のライブラリに並びます。公式は、ゲーム一覧上部のドロップダウンで「ライブラリでグループ化(Group By Library)」を入れると、家族のゲームを分けて見られると案内しています。クライアントの日本語表記は、画面の表示に合わせて読み替えてください。

ライブラリ合体でできること・できないこと

得の本体は、買い切りを世帯人数ぶん買い直さないことです。ただし「6人なら何でも6倍得」ではありません。できることと、最初からできないことを分けます。

できること できないこと・別扱い
家族が買った共有対象のゲームを、自分のアカウントで起動する 無料プレイ本体と、その有料DLCの共有
セーブ・実績・ワークショップを自分のアカウント側で積む 第三者キー、別アカウント、サブスクが必要なゲームの共有
購入者の所有権を動かさず、家族側の一覧へ出す 自分または相手の地域で制限されているゲームの共有
複数コピーがあるとき、どの家族のコピーで起動するか選ぶ パブリッシャーが共有不可にしたタイトル、所有者が非公開にしたタイトル
共有対応タイトルなら、オフラインでもファミリーライブラリから遊べる場合がある 相手のOSに対応していないゲーム
子どもアカウントへ保護者制限や購入リクエストを付ける 見知らぬ人との分割購入、アカウント貸与、パスワード共有

公式は、旧ファミリーシェアで開発者が付けていた共有設定を、Steamファミリーへ引き継ぐと書いています。以前共有できていたタイトルは、パブリッシャーが後から外さない限り共有対象のまま、という案内です。逆に、もともと共有対象外だったものは、こちらでも対象外のままです。

DLCは「起動したコピーの所有者側が持っていて、かつパブリッシャーが共有可にしているもの」が付きます。家族の誰かが高額DLCを持っていても、今起動しているコピー側にそれが無ければ出ません。複数コピーがあるときは、起動時にどの家族のコピーを使うか聞かれます。Steamはその選択を覚え、次回も同じコピーを起動します。別DLCのコピーへ切り替えると、セーブがそのまま使えるとは限りません。

同じ「正規のまま得する」話として、スマホゲーム側では課金場所を公式Webストアへ変えるだけで石が増えることがあります。ライブラリ共用とは別の話ですが、非公式ツールを使わず公式ルートのまま支払額の効率を上げる、という点では同じ系統です。課金側の手順は公式Webストア課金の記事にまとめています。

同時プレイの見方|起動時の表示が正

新しいSteamファミリーでは、「別のゲームなら同時に遊べる」と案内されることが多いです。公式FAQの実例もその形です。4人家族で、誰かがPortal 2を持ち、別の誰かがHalf-Lifeを持っているとき、片方はPortal 2、もう片方はHalf-Lifeを同時に遊べます。

同じタイトルを同時に起動したい場合は、話が変わります。公式の同じ例では、2人が同時にPortal 2を遊びたければ、家族の誰かがもう1本買う必要があります。2本所有があれば、任意の2人が同時に遊べます。2本目を買わないなら、片方は別ゲームを遊ぶか、相手が終えるのを待ちます。

ここを「6人なら6人同時に何でも遊べる」と読んではいけません。実際の挙動は、ライブラリに何本あるか、そのタイトルが共有対象か、今誰がどのコピーを使っているかで変わります。一部タイトルは共有そのものが除外されます。同じタイトルでも、DLC構成が違うコピーしか空いていないときは、切替を提案されることがあります。セーブの互換はタイトル次第です。

起動しようとしてロックされているときは、クライアント上で誰が遊んでいるかが見える、と公式は書いています。その人が止めるまで、そのコピーはロックされたままです。空いている別コピーがあればそちらへ寄せ、無ければ待つか買うか、です。

コミュニティの「今は同時にいける」「前は待たされた」は、その人のライブラリとタイトルの話でしかありません。同時に遊べるかは、その場の起動時の表示を読んでください。

やり方:ファミリーを作って招待する

公式の作成手順は、ストアのアカウント詳細からファミリー管理へ入ります。クライアント、スマートフォン、ブラウザのどれからでも管理できる、と案内されています。画面名は言語やクライアントで差が出ることがあるので、次の骨格で見てください。

  1. Steamに、ファミリーを管理する大人のアカウントでサインインする
  2. ストアのアカウント詳細を開き、ファミリー管理へ進む
  3. 「ファミリーを作成(Create a Family)」を選び、名前を付ける。名前はあとから変えられる
  4. 「メンバーを招待(Invite a Member)」で、実際に同じ世帯の近い家族を選ぶか検索する
  5. 招待する相手を大人にするか子どもにするかを選ぶ
  6. 相手側に招待の通知が届くので、本人が承諾する
  7. ライブラリ一覧で、家族のゲームが出ているかを確認する。分けて見たいときは一覧上部でライブラリごとにグループ化する

招待前に決めるべきなのは、役割です。保護者制限で遊べるゲームや時間を制限したいアカウントは子ども、家族の管理を任せてよいアカウントは大人、が公式の切り分けです。大人は招待と制限を扱えます。子どもはファミリーを管理できません。

子どもとして招待された側向けに、公式は注意を書いています。子どもアカウントは、親や保護者が子ども用に作ったアカウント向けです。誤って子どもとして入った場合は、自分では抜けられないのでSteamサポートへ外してもらう、という案内です。大人のつもりで承諾して子どもになってしまうと、抜け方も管理も詰みます。承諾画面の役割を、その場で読み直してください。

旧ファミリービューを使っていた場合、子どもをファミリーへ入れると、既存のファミリービュー設定はペアレンタルコントロールへ移ると公式は書いています。PINは外れるが、設定そのものは残る、という案内です。入ったあとで制限を直してください。

管理者権限と大人・子どもの役割

Steamファミリーに「一人だけの絶対管理者」というより、大人なら誰でも管理に触れます。だからこそ、大人に誰を置くかが事故の種になります。

項目 大人 子ども
招待 できる できない
メンバーを外す どのメンバーでも外せる 自分では外れない
保護者制限 同じファミリーの子どもへ設定できる 制限の対象になる
購入リクエスト カートの支払いを承認し、自分の支払い手段で払える 大人へ購入を依頼できる。承認されたゲームは子ども側のアカウントへ入る
アカウント復旧 子どもが30日以上所属していれば、資格情報の復旧ウィザードを使える ログインできないとき、大人側から復旧してもらう想定
ファミリーを抜ける いつでも抜けられる。新しいファミリーへは原則1年待ち 大人またはSteamサポートが外す

保護者制限の公式手順は、アカウント設定のファミリー管理で子どもの欄を開き、「保護者による制限を有効化」を入れ、ゲームアクセス、Steam機能、プレイ時間を設定する、です。購入リクエストは、子どもがカートの支払いを大人へ頼み、大人がモバイルかメールで承認して支払う流れです。承認されたゲームは子どものアカウントへ直接入ります。家族の共有コピーを借りる話と、子ども本人の所有物にする話は別です。

子どものアカウント復旧は、所属から30日経過しないとボタンが出ません。大人にしか出ません。新しく入れたばかりの子どもアカウントを、復旧前提で運用しないでください。

権限の失敗で多いのは、同居していない親戚や、判断を任せたくない相手を大人で入れてしまうことです。大人は他のメンバーを外せます。家族間のトラブルで、ライブラリごと締め出されるのはこの権限のせいです。管理してよい人だけを大人にしてください。

典型ケースの再構成:4人世帯で1本分を活かす

以下は複数の公式案内を時系列に組み立てた典型ケースの再構成であり、実在する個人の体験談ではありません。同じ順番で得と失敗が分かれるため、画面と判断まで含めて書きます。

時点と状態。 週末の夜、同じ家にデスクトップ2台とノート1台があります。家族は4人です。親Aはシングルプレイの買い切りを長く積んでいます。親Bは別ジャンルを少し持っています。子ども2人は自分のアカウントを持っていますが、ライブラリはまだ薄いです。4人とも同じ家の回線でSteamを使っています。

見えた表示と取った行動。 親Aがストアのアカウント詳細からファミリー管理を開き、ファミリーを作成します。配偶者を大人、子ども2人を子どもとして招待します。承諾後、子ども側のライブラリに親の買い切りが並びます。一覧上部でライブラリごとに分けると、自分の所有と家族の所有が分かれて見えます。

うまくいった判断。 親Aはストーリーゲーム、親Bは別のシミュレーション、子どもは親の持っている別タイトル、という組み合わせなら同時に遊べました。公式のPortal 2とHalf-Lifeの例と同じで、別ゲームなら同時、という案内どおりの見え方です。セーブと実績はそれぞれのアカウントに残るので、親の進行を子どもが上書きしません。

同じタイトルで止まった場面。 子ども2人が同じ協力ゲームを同時に起動しようとします。画面ではコピーが使用中でロックされています。家族全体でそのタイトルは1本しかありません。ここで2人同時に遊びたければ、誰かがもう1本買う必要がある、と公式例は説明しています。買わないなら、片方が別ゲームへ逃げるか、相手の終了を待ちます。

結果。 世帯の「よく遊ぶ単体ゲーム」は1本で足ります。同じタイトルを同時に起動したい協力・対戦だけ、本数を足します。1本分で得する、の実態は「全部を6分割」ではなく、「同時に重ならないタイトルを世帯資産として使う」ことです。

同じ再構成の失敗側も書いておきます。友人が「6人まで入れるなら自分も入れて、新作を割り勘しよう」と誘います。公式意図から外れるので、この記事はその組み方を勧めません。仮に招待しても、同じ世帯として見えないと参加できないことがあります。無理に入れ替えて外すと、スロットは1年空きません。世帯の近い家族だけで始めた方が、あとが軽いです。

地域制限と共有できないタイトル

ライブラリに並んでいても、起動できないタイトルがあります。公式が共有対象外として挙げているのは、次の条件です。

  • 遊ぶために第三者のキー、別アカウント、サブスクリプションが必要
  • 無料プレイ本体と、その無料プレイ向けに買ったDLC
  • 自分または相手の地域で制限されているゲームやDLC
  • 相手のOSに対応していない
  • パブリッシャーが共有不可と明示している
  • 元の所有者が非公開にしている
  • 旧ファミリーシェア時点で共有対象外だったもの(第三者アカウント必須などを含む)

地域制限は、価格の安さ狙いではなく、同じファミリー内でも起きます。留学中の家族、海外赴任中の家族、ストア地域が違うアカウントを同じ世帯で使っている、といったケースです。公式文面は「自分または相手の地域で制限されている」ゲームは共有できない、です。回避手順は書きません。起動できないなら、そのタイトルは共有対象外として扱い、必要な人のアカウントで正規購入するか、地域が揃っている家族だけで使うか、です。

特定ゲームやDLCだけおかしいときは、公式トラブルシュートも「上のFAQのいずれかの理由で共有できない可能性が高い」と書いています。クライアントの不具合より先に、そのタイトルが共有対象かを疑ってください。

VACは回避の話ではなく、誰を入れるかの話

公式FAQは、家族が自分の共有ゲームを遊んでいる最中にチートや詐欺を行った場合、ファミリー特権が取り消されることがあり、自分のアカウントがVAC BANされることもあると書いています。加えて、VAC対象ゲームのすべてが共有できるわけではない、とも書いています。

これは検知を避ける話ではありません。公式が求めている結論は短いです。信頼できる世帯メンバーだけを招待する。パスワードは渡さない。 見知らぬ人、オンラインだけで知り合った人、プレイ内容を監督できない人を入れる理由は、この一文だけで消えます。

VAC対象タイトルがライブラリにあっても、共有されるとは限りません。共有されたとしても、相手の不正が自分側へ波及し得ます。回避方法、BANされたあとの抜け道、検知を弱める設定は扱いません。世帯の近い家族だけ、が公式の安全側です。

失敗しやすいポイント

設定そのものは短く終わります。詰まるのは、あとから変えにくい条件です。

失敗 起きやすい状況 先に見ること
招待を承諾できない 同じ世帯として見えない、以前のファミリーの待ち、スロットの待ち 参加を試したときに出る残り時間。世帯の近い家族かどうか
誤って子どもで入った 承諾画面の役割を読み飛ばした 自分では抜けられない。大人かSteamサポートが外す
誤ってファミリーを抜けた 大人はいつでも抜けられる 直前のファミリーへは、6人未満なら待ちなしで戻れる
新しい家族構成へ移れない 抜けたあと別ファミリーを作ろうとした 新しい作成・参加は原則1年待ち
誰かを外したら席が戻らない 入れ替え前提で友人や親戚を回した 各スロットは、新しい人を入れるまで1年空かない
遊びたいゲームがロック 同じタイトルを同時に起動しようとした 誰が遊んでいるかの表示。別コピーの有無
ライブラリにあって起動できない 地域、無料プレイ、第三者アカウント、パブリッシャー除外 起動時の理由表示。共有対象外として扱う
大人の権限を渡しすぎた 管理してほしくない相手を大人にした 大人は他メンバーを外せる

いちばん高い失敗は、人数を埋めることです。6枠あるから埋める、ではありません。公式は、家族構成は成長や結婚などで変わり得ると認めたうえで、抜けたスロットにすぐ次の人を入れられない設計にしています。入れ替えを前提に組むと、1年単位で席が死にます。

復旧:外し方・戻し方・スロットの待ち

公式が書いている戻し方は、次の骨格です。回避ではなく、画面とサポートの正規ルートです。

大人が自分で抜ける

大人はいつでもファミリーを抜けられます。ただし、抜けたあとに別の新しいファミリーを作る、別の新しいファミリーへ入るには、前のファミリーへ入った時点から1年待つ必要があります。家族構成が変わったときの逃げ道ではありますが、気軽な付け替え用ではありません。

誤って抜けたとき

公式は、直前まで所属していたファミリーへは待ちなしで戻れる、と書いています。条件は、戻る時点でそのファミリーが6人未満であることです。別の新しい家族を探す必要はなく、同じ世帯の元の枠へ戻す話です。

誰かを外す

大人は、どのメンバーでもファミリーから外せます。子どもは自分で抜けられないので、大人が外すか、Steamサポートが外します。誤って子どもになった人も、この経路です。

スロットの1年

公式は、家族が抜けることは稀だとしたうえで、各スロットは新しいメンバーが入るまで1年のクールダウンがある、と書いています。誰かを外しても、その席へすぐ別の人は置けません。参加できないときは、自分側の待ち、ファミリー側のスロット待ち、世帯として見えない、の3つを切り分けます。参加を試すと、待ちの残り時間は画面に出ると公式は書いています。

ゲームがロックされているとき

クライアントで使用者を確認し、終わるのを待つか、同じタイトルの別コピーがあればそちらへ寄せます。公式は、同一DLCの別コピーがあればそちらを起動し、DLCが違うコピーしか無ければ切替を尋ねる、と書いています。切替後のセーブは保証されません。他にコピーが無ければ、待つか買うかです。

それでも解けないとき

公式は、コミュニティのSteam Familiesフォーラムと、Steamサポートを案内しています。子どもを外せない、復旧ボタンが出ない、待ち時間が画面と違う、といった権限・所属の問題は、サポート側の案件です。チートや共有対象外を無理に通す相談ではありません。

最終チェック

設定ボタンを押す前に、次だけ確認してください。通らなければ、そのファミリーはまだ作らない方がよいです。

  • 入れるのは、同じ家で遊んでいる近い家族だけか。見知らぬ人や割り勘相手は入れないか
  • 人数は「今この家に必要な人」だけか。6枠を埋める理由で足していないか
  • 大人にする人は、招待と除外を任せてよいか
  • 子どもにする人は、保護者制限が必要か。誤って大人を子どもにしていないか
  • 同時に遊びたいタイトルは、家族内に何本あるか。1本しか無い協力ゲームを同時起動しようとしていないか
  • 地域が違うアカウント、無料プレイ、第三者アカウント必須のタイトルを「共有される」と期待していないか
  • パスワードを渡していないか。アカウント貸与になっていないか
  • 抜けたあとの1年待ちと、スロットの1年待ちを、入れ替え前提で使おうとしていないか
  • 起動時の表示を正にする覚悟があるか。記事やSNSの同時プレイ談より画面を見るか

結論は単純です。Steamファミリーは、世帯の買い切りを1本分のまま活かす正規共有です。公式が近い家族の世帯向けだと書いている以上、その範囲で使うときだけ得が残ります。範囲を広げた瞬間に、参加拒否と1年待ちとVACの話が自分ごとになります。

よくある質問

血縁が無くても、同居の家族なら入れてよいですか?

公式は戸籍ではなく「世帯の近い家族最大6人」と書いています。同じ家で暮らす配偶者や子どもは、その文面の正面です。血縁の有無より、実際に同じ世帯かどうかです。見知らぬ人とのオンライン編成は、この文面の外です。

見知らぬ人と6人で1本を分割購入してよいですか?

公式の意図に反します。この記事では推奨しません。Valveは利用を監視し、意図に沿うよう要件を変える可能性があると書いています。同じ世帯として見えないと参加できないこともあり、抜けたスロットは1年空きません。割り勘のための受け皿ではありません。

同じタイトルを6人で同時に起動できますか?

所有コピー数と、そのタイトルが共有対象かによります。公式例では、別ゲームなら同時、同じタイトルを同時に遊ぶなら本数を足す、です。一部タイトルは共有できません。同時にいけるかどうかは、起動時の表示が正です。

誤ってファミリーを出たら、1年待たないと戻れませんか?

直前のファミリーへ戻るだけなら、6人未満であれば待ちなし、と公式は書いています。待たされるのは、別の新しいファミリーを作る、別の新しいファミリーへ入る場合です。入った時点から1年、が原則です。

ファミリー共有を使うとVAC BANされますか?

正規の世帯利用そのものが、即BANだと公式は書いていません。書いているのは、自分の共有ゲームを遊んでいる家族がチートや詐欺を行った場合、ファミリー特権の取り消しや、自分のアカウントのVAC BANがあり得る、という注意です。信頼できる世帯メンバーだけを入れ、パスワードは渡さない、が公式の答えです。検知回避の手順はありません。

国やストア地域が違う家族とは組めますか?

ファミリーへの参加と、個別タイトルの共有は別です。参加できても、自分または相手の地域で制限されているゲームは共有できません。起動できないタイトルは、地域制限や共有対象外として扱ってください。地域を偽る手順は書きません。

子どもアカウントはどう外しますか?

子どもは自分で抜けられません。同じファミリーの大人が外すか、Steamサポートが外します。誤って子どもとして入った人も同じです。復旧ボタンは所属30日後に、大人側へ出ます。

オフラインでも、家族のゲームは遊べますか?

公式は、そのゲームがファミリーシェアに対応していれば、ファミリーライブラリのゲームをオフラインでも遊べる、と書いています。対応していないタイトル、ロック中のコピー、地域制限のあるタイトルは別です。オフラインへ入る前に、起動できることをオンラインで確認してください。

セーブや実績は家族で共有されますか?

実績は各Steamアカウントに紐づきます。セーブはタイトル次第です。公式は、今までどおり、と書いています。子ども用に新アカウントを作っても、親のセーブや実績は移せません。進行を分けたいなら、最初から各自のアカウントで遊んでください。

どの家族のコピーで起動するか、あとから変えられますか?

変えられます。公式はいつでも変更できると書いています。ただしDLC構成が違うコピーへ切り替えると、セーブが使えるとは限りません。Steamは前回選んだコピーを覚えるので、意図せず同じコピーへ入り続けることもあります。切り替えたら、起動直後の所有者表示を見てください。

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